セレナ(C25)のパワーウィンドウ故障を修理する方法

DIY 車

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こんにちわ、タケです。

今回はセレナ ハイウェイスター(CC25)平成21年式(2009年)の助手席側パワーウィンドウが動かない不具合をDIYで無料修理します。(※無料だったのは手持ち工具&接点復活スプレーが有った為)

【この記事の概要】動かなくなった助手席側パワーウィンドウのDIY無料修理の方法を掲載
【注意!】今回の修理は助手席側です!運転席側はスイッチの構造が異なる為今回の方法は使えません。悪しからず・・・。

修理したいきさつ

妻が毎日使用している我が家のセレナですが、ある日「助手席側の窓が開かなくなった」との事。

確かにスイッチを操作してみても窓が開きません。

故障原因の調査

まず助手席側のスイッチを操作してみます。開く側は反応しませんが閉じる側はスイッチを操作すると全閉状態でもピクッと動きました。

次に運転席側にあるスイッチを操作してみます。助手席同様開くは反応しませんが閉じるはピクッと動きます。

そこで、推測としてモーターの故障ではなくスイッチの故障であろうと考えました。

修理開始

まず助手席側のスイッチを外します。写真のようにポケット底面の樹脂カバーを外すとトルクスネジが見えます。サイズはT20です。特殊な形状なのでセットで一式とラチェットハンドルがあると便利です。

 

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写真のように内装剥がし用工具で引き上げます。(注意! スイッチに配線が繋がっているので一気に引っ張ると配線が傷む危険性が有ります。)

 

次にスイッチに刺さっているカプラーを抜きます。この際カプラーのツメが結構固くて抜きにくかったです。

これで助手席側のスイッチは取り出せました。次にスイッチ本体を分解します。

下写真の様に精密ドライバーを差し込み青矢印方向に引き抜きます。

引き抜くと下写真の左の様になります。

他のサイトではこの状態で接点復活スプレーを隙間から噴射して修理していました。

私の場合は内部構造が気になったのでこのまま分解を進めます。

金属カバーを写真の様に精密ドライバーで外します。

金属カバーを外すと下写真の様になります。

その中に、ねずみ色のプラスチックが有りますので外します。(小さい部品なので紛失に気を付けましょう)そうすると下写真の金属部品が見えます。これをピンセット等でつまんで取ります。(この部品も非常に小さいので紛失に注意!)この2種の部品は同じ形状だった為入れ替わっても大丈夫です。

写真ではわかりにくいですがねずみ色のプラスチックがレバーの様に動く事で窓の開閉用接点がオンオフする構造になっていました。

運転席側も同様に取り外します。

助手席側と違い、下写真の様に3本のネジで留まっているので、プラスドライバーで緩めます。

次に精密ドライバーを駆使して下写真、青矢印方向に引き抜きます。

あとは助手席側と同じ手順で金属カバーを外し、ねずみ色のプラスチックを取り、小さな金属部品を取ります。下の写真を見てわかる通り、外した金属部品の接点となる部分がススで真っ黒になっていました。(長年、使うとこうなるのは驚きでした。)

このススのせいで接触不良を起こしパワーウインドウが動かなくなったと推測されます。

ここで、呉工業のコンタクトスプレーの出番です。(接点復活剤の事です。)

下写真の様にススで黒くなっている部分にスプレーし、丁寧に綿棒で拭き取ります。

 

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助手席側、運転席側どちらもかなり綿棒が黒くなり金属部はキレイになりました。

あとは、分解した部品を元に戻すだけです。(小さな部品はセットする際向きを間違え無い様に写真を撮っておく事をお勧めします。また下の写真の様に金属のカバーの爪を起こして分解したのでその爪も精密ドライバーで元に戻します。

そして全て復元し、動作確認します。

無事、パワーウインドウが作動するようになりました。

今回のケースでは手持ちの接点復活スプレーと工具でタダで修理する事が出来ました。

運転席以外のスイッチは同じ構造になっていましたので今回のケースの様にスイッチの接触不良が原因の故障はスイッチを交換をする前にススの除去を一度試してみると良いと思います。

以上、DIYの参考になれば幸いです。

最後に今回使用した工具と有れば便利な工具を以下に紹介します。

 

 

 

こういった作業をDIYで出来る様になると修理費用を大きく削減することが出来ます。DIYの以下の書籍もお勧めいたします。

 

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